物議を醸した俳優ユ・アイン出演の映画『ハイファイブ』、懸念の中で予定通り公開

引用:ケイのミューズ

麻薬類使用容疑で物議を醸した俳優ユ・アインが出演した映画『ハイファイブ』について、カン・ヒョンチョル監督が直接見解を示した。

26日、ソウルCGV龍山(ヨンサン)アイパークモールで開かれた報道試写会および記者懇談会で、カン氏はユ・アインの出演に関する質問に「この作品は一人の俳優の映画ではない」と述べ、「多くの人々が人生の一時期を捧げて作り上げた真摯な映画だ」と語った。さらに「多くの俳優たちが輝かしい演技を披露し、映画自体の爽快なエネルギーと真実味が観客に伝わるはずだ」と強調した。

ユ・アインのリスクについては「懸念があることは十分理解できるが、映画の力と俳優たちの熱演で十分に相殺されると確信している」と付け加えた。

『ハイファイブ』は、臓器移植によってそれぞれ異なる超能力を得た5人の人物が、その能力を狙う者たちと対峙する様子を描いたコメディアクション映画だ。ユ・アインは指を弾くことで電子機器を操作できるヒップスターな無職「キドン」役を演じた。

カン氏はユ・アインのキャラクターについて「衣装合わせの過程でユ・アインのアイデアが反映された部分もある」と言い、「俳優たちと衣装について頻繁に相談するが、ユ・アインも自身のスタイルをよく理解しており、助けになった」と述べた。

この日、俳優アン・ジェホンはユ・アインとのキスシーンの裏話を語り、「キドンとのシーンは互いに対立していた人物たちが一つになる象徴的な瞬間だと考えて臨んだ」と明かした。そのシーンは劇中の関係性の重要な転換点として登場する。

一方、ユ・アインは2020年から2022年までに181回プロポフォールを投与し、他人名義で睡眠薬を不法に処方された容疑で在宅起訴された。第一審で懲役1年、執行猶予2年を宣告された。現在は検察の上告により裁判所の判決を控えている。

物議を醸す中、公開を控える映画『ハイファイブ』は今月30日に公開を控えている。作品性と俳優たちの演技がユ・アインのリスクを乗り越えられるかどうか、注目が集まっている。

Share this Article