「物質的には最高、精神的には地獄」元H.O.T.トニー・アン、薬物依存とうつ病の闇を語る

引用:SBS『アラフォー息子の成長日記』
引用:SBS『アラフォー息子の成長日記』
引用:SBS『アラフォー息子の成長日記』
引用:SBS『アラフォー息子の成長日記』

元H.O.T.メンバーのトニー・アンが、重度のうつ病を告白し、衝撃的なエピソードを明かした。

23日放送のSBSバラエティ番組『アラフォー息子の成長日記』にトニー・アンが出演し、過去に患ったうつ病について赤裸々に語った。

トニー・アンは、H.O.T.とJTL解散後、一人になった時期を振り返り「一人になって本当に辛かった。物質的には最高の生活だったが、精神的には苦しかった。全てを手に入れたと思っていたが、実際には周りに誰もいなかった」と吐露。孤独を紛らわすために飲酒を始めたという。

その後、頭痛に悩まされるようになり、「頭痛薬を飲んでも治らず、1日8錠も飲んでいた。病院で診てもらったら、うつ病や双極性障害など7〜8個の症状が出た」と語り、「ある日から薬とアルコールを一緒に摂取し始めた」と当時の深刻な状況を振り返った。

トニー・アンはある朝目覚めると枕が血で染まっていたと明かし、「鏡を見たら頭が丸坊主になっていた」と衝撃の事実を語った。薬とアルコールの影響で髪を切っている最中に耳まで切ってしまったとのこと。さらに「驚いていたら管理室から『大丈夫ですか』と電話がきた。実は帰宅時に頭でエレベーターの鏡を割っていたんだ。それで頭から出血していた。こんな風に死ぬこともあるんだと気づいた」と壮絶な経験を語った。

この出来事に恐怖を感じたトニー・アンは、それ以降、薬とアルコールを同時に摂取することをやめたという。「その時、自分を抑制することが今すべきことだと悟った」と胸の内を明かした。

なお、トニー・アンは1996年にグループH.O.T.としてデビューし、「Candy」、「Happiness」などの大ヒット曲を生み出した。その後、メンバーのチャン・ウヒョク、イ・ジェウォンとJTLを結成して活動し、その後はソロアーティストとして音楽シーンを席巻していた。

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