『イカゲーム2』衝撃の賞金456億ウォンの価値がエグい…チキン1800万羽分って?世界長者たちと徹底比較してみた

引用:Netflix『イカゲーム2』
引用:Netflix『イカゲーム2』

『イカゲーム』の優勝賞金「456億ウォン」の実力とは?

アメリカではどれくらいの価値になるのか解説

海外メディア「TIME」が先月26日、『イカゲーム』でソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が手にした優勝賞金456億ウォンについて報じた。『イカゲーム2』が世界的な注目を集める中、韓国の「456億ウォン」の実際の価値に関心が寄せられている。『イカゲーム2』では、ソン・ギフンがシーズン1で獲得した賞金を銀行に預けずに、とあるモーテルに現金で山積みにしている場面が視聴者の衝撃を誘った。

2024年12月時点での為替レートは1ドル約1,477ウォン。米ドルに換算すると約3,150万ドル(約49億7,000万円)となる。特筆すべきは、韓国ウォンの対米ドルレートが15年ぶりの最安値を記録している点だ。シーズン2の賞金額はシーズン1と変わらず456億ウォンだが、3年の時間経過による物価上昇も考慮する必要があるという指摘も。ただし、ゲーム運営側は為替やインフレの影響を気にかけていないとの見方もある。

韓国の平均月給は390万ウォン(約42万円)で計算すると、ギフンはこの賞金で約974人分の年収に相当する金額を手にしたことになる。また、約108戸分のアパート賃貸費用をカバーできる額で、平均価格22億5,000万ウォン(約2億4,200万円)の江南(カンナム)エリアのアパートも購入可能という計算だ。

シーズン1で描かれたギフンは、娘の誕生日にチキンすら買えない貧困状態だったが、456億ウォンあれば娘に1,800万羽以上のチキンを買い与えることができる金額だという。

さらに興味深いのは、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスやテスラ創業者のイーロン・マスクとの資産比較だ。ベゾス氏は1時間で約190万ドル(約3億円/27億5,000万ウォン)を稼ぐとされ、1日で優勝賞金456億ウォンを超える収入を得ることになる。2024年に世界長者番付でベゾス氏を追い抜いたマスク氏は、ドナルド・トランプ次期大統領の再選後、資産総額が4,000億ドル(約63兆円)を突破。これはギフンが1万2,700回以上もゲームで勝ち続けないと到達できない額となる。

なお、『イカゲーム2』は配信開始された先月26日以降、93カ国で5日連続首位を記録するなど、世界的な人気を継続中だ。

Share this Article