韓国で活動中のタレント・さゆりが、自身のSNSチャンネルで日本文化を解説する動画を投稿し、話題を集めている。
14日、さゆりのYouTubeチャンネル「さゆりTV」に「入れ墨がある人は、日本の温泉に入れないって?! – さゆりの日本語講座（feat. ミュージカルスター キム・テリン＆チョン・セユン）」というタイトルの動画が公開された。
動画では、さゆりが日本の文化についてユーモアを交えながら解説した。「日本では入れ墨がある人は温泉に入れない」という話題に触れ、入れ墨に対する保守的な考え方が背景にあると説明した。
視聴者から「それはヤクザと関係があるの？」という質問には、それも理由のひとつだとしつつ、「昔の日本では、罪人の額に『悪』と書いたり、足首に線を引いたりしていた。そういう歴史が影響している」とコメントした。江戸時代に行われていた罪人の識別方法にも触れ、背景を詳しく説明した。
さらに、「刑務所の住所を入れ墨で刻むなど、ヤクザが入れ墨を誇示する文化もあった。そのため、日本では入れ墨にネガティブなイメージが根強い。でも、もっとオープンな視点で見てほしい」と視聴者に訴えた。
動画では日本旅行に関する実用的なアドバイスも紹介した。「例えば『キムチください』と言うと、それは『買います』という意味になる。キムチは無料じゃないので注意」とユニークに指摘した。さらに、「日本語初心者は発音が良すぎると、現地の人が『日本語ペラペラ』だと思ってしまうことがある。だから、短いフレーズで簡潔に話すのがコツ」と語った。
また、商品が無料かどうか確認するシーンでは、「『無料』は日本語でも『むりょう』だから、分からない場合は直接聞くといい。長いフレーズは必要なく、シンプルな言葉を使うのがベスト」と初心者向けのヒントを共有した。
動画全体を通じて、日本文化に興味を持ってもらうための工夫が随所に見られる内容だった。さゆりの親しみやすい解説が、多くの視聴者から支持を集めている。