私たちの体で重要な役割を担う肝臓を守るためには、適切な栄養素の摂取が欠かせない。
肝臓は体内で最大の臓器で、重さは1〜1.5kg程度。肝細胞は健康維持に欠かせない役割を果たしており、血液凝固因子やアルブミンなどの重要なタンパク質を合成し、胆汁やコレステロールを生成する。
さらに、ブドウ糖、グリコーゲン、脂肪、アミノ酸などの栄養素を調節し、ビリルビンや薬物などの化合物を尿や胆汁として排出している。
米健康メディア「WebMD」によると、肝臓に良い食品は意外にも身近で手に入るものが多いという。
例えば、ほうれん草には強力な抗酸化物質「グルタチオン」が含まれており、肝機能を活性化させる。和え物や、ニンニクとオリーブオイルで炒めて食べるのもおすすめだ。
アーモンドなどのナッツ類はビタミンEが豊富で、脂肪肝の予防に効果的だ。心臓にも良いため、間食として摂取するのが良い。サラダに加えれば、カリッとした食感も楽しめる。
オートミールは食物繊維が豊富で、肝臓にも良い。体重や内臓脂肪の減少を助け、肝疾患の予防にも効果がある。ブロッコリーは非アルコール性脂肪肝の予防に有効で、アーモンドスライスやドライクランベリーと一緒に食べるのがおすすめだ。
ブルーベリーはポリフェノールが豊富で、肥満や非アルコール性脂肪肝の予防に役立つ。ダークチョコレートやオリーブ、プラムにもポリフェノールが多く含まれている。ハーブやスパイスは肝臓と心臓の両方を保護する効果があり、オレガノやセージ、ローズマリーなどを料理に使用するのがおすすめだ。
緑茶にはカテキンという抗酸化物質が豊富に含まれており、肝臓がんの予防に効果的だ。温かい緑茶を飲むことで、より多くのカテキンを摂取できる。また、水分補給は健康的な体重維持に重要で、甘い飲み物の代わりに水を飲む習慣をつけることが推奨されている。