NewJeansのダニエルが、所属事務所ADORとの紛争中にもかかわらず、シンガポール雑誌の表紙を飾り、注目を集めた。
10日、ダニエルは自身のSNSアカウントで「ダニエル（ELLE）」というメッセージとともに撮影現場での写真を複数公開した。彼女は白いワンピース姿で爽やかな雰囲気を醸し出す一方、黒いセットアップで優雅なコンセプトも見事に表現した。
現在、ラグジュアリーブランド「セリーヌ（CELINE）」のアンバサダーを務めるダニエルは、シンガポールの雑誌「ELLE Singapore」とコラボ撮影を行った。
先月28日、ELLE Singaporeは公式チャンネルを通じてダニエルの表紙を公開し、「『Attention』から『Super Shy』まで、皆さんはすでにNJZのダニエルをグローバルセンセーションの一員として知っているでしょう。新時代の幕開けとともに、我々の3月号の表紙を飾ったダニエルは、スターらしい姿勢と自然な優雅さで皆を魅了します」と述べ、「大きな夢と現場を明るくする笑顔を持つ少女、ダニエル・マーシュ（ダニエルの本名）は、これから展開されるすべてのことに対応する準備ができています」と伝えた。
この投稿で注目すべきは、ELLE Singaporeがタグ付けしたアカウントが、ADOR所属のNewJeansのアカウントではなく、NewJeansのメンバーが独自に作成したNJZアカウントである点だ。NewJeansは先月公開されたカルバン・クライン（Calvin Klein）の広告でも、NewJeansという名前の代わりにメンバー5人の名前を使用していた。
先月、NewJeansはComplexChineseのアカウントを通じて、新グループ名NJZを発表。NewJeansは新グループ名で本格的な独自活動を開始する計画を立て、ADORから独立したNJZアカウントを新たに開設した。
NJZというグループ名発表の3日後、ADORはNewJeansの活動名をNJZではなく、公式名称のNewJeansで使用するよう要請したが、ELLE SingaporeがNJZをタグ付けしたことで、今後のNewJeansの動向に注目が集まっている。
一方、昨年11月から続くNewJeansとADORの紛争はいまだ進行中だ。7日には、ADORがNewJeansメンバー5人を相手取って提起した、芸能事務所としての地位保全および広告契約締結などの禁止仮処分申請に関する審問が行われた。
この日、NewJeansは裁判所でHYBEの不公正な行為を明らかにし、「今回の件の本質は、HYBEとADORがNewJeansを差別・排斥し、他のグループに置き換えて廃棄しようとしたことにある」と主張した。
特にダニエルは、NewJeansが5人ではなくミン・ヒジン前代表を含む6人組であると述べ、「ミン・ヒジン代表と一緒にいられなくなることが怖く、一緒に続けていきたい」とし、「どんな結果になってもADORと一緒にする気はない」と明かした。