身長180センチの抜群のプロポーションと美貌を誇るイヴァンカ・トランプ。
トランプ大統領の長女として、常に洗練されたファッションで注目を集めてきた彼女のスタイリングは、就任式でも多くの人々の期待に応えた。
就任式前のイベントでイヴァンカが着用したのは、オスカー・デ・ラ・レンタのキャメル色コート。立体的なフラワーモチーフが特徴的なプリンセスラインは、柔らかな曲線と上品さを演出。知的で優雅な雰囲気を纏った彼女らしい一着となった。
就任前夜祭では、同じくオスカー・デ・ラ・レンタのジュエリー装飾をあしらったドレスを選んだ。フラワーモチーフのパールビーズが輝くスレンダーラインは、ラグジュアリーでエレガントな印象に。シルクのストールを合わせることで、クラシカルでありながらモダンな要素も加わった。
就任式当日は、ディオールのセットアップで魅せた。深みのあるグリーンのペプラムジャケットとミディ丈スカートのコーディネートは、メゾンのクラシックな美学を現代的に表現。ウエストマークのベルトと伝統的なヘッドアクセサリー、レディ・ディオールバッグで、完璧なディオールスタイルを確立した。
そして就任パーティーでは、映画『サブリナ』のオードリー・ヘプバーンを思わせるドレス姿で登場し、会場を沸かせた。ブラックの刺繍が施されたホワイトのオフショルダードレスは、ウエストからトレーンが優雅に広がるデザイン。
ただし、この衣装選びには議論も巻き起こった。映画では、労働者階級出身のヒロインが上流社会に上昇していく象徴的なシーンで着用されたドレスだったため、すでに大統領の娘という立場にあるイヴァンカの選択としては、メッセージ性の面で違和感があるとの指摘も上がった。