『その電話が鳴るとき』のユ・ヨンソクが、劇中で魅せるスーツスタイルが話題を集めている。
韓国のMBC金土ドラマ『その電話が鳴るとき』で「ペク・サウン」を演じ、絶大な人気を誇るユ・ヨンソク。本作は不気味な脅迫電話をきっかけに展開する、政略結婚3年目の偽装夫婦によるシークレットロマンススリラーだ。ペク・サウンは大統領室の報道官として、そしてヒロインのホン・ヒジュは手話通訳者として物語に登場する。
以前、ユ・ヨンソクは「ペク・サウン」を表現するキーワードとして「スーツ」を挙げ、「視聴者の皆さんにスーツ姿を存分に楽しんでいただけると思います」とコメントした。その言葉通り、多彩なスタイリングでキャラクターの魅力を引き立てている。
元アナウンサーという設定に合わせ、整った髪型とパステルカラーのシャツで端正さと柔らかさを表現。報道官としては、クラシカルなスリーピースで重厚感のある雰囲気を醸し出している。ネイビーやブラックを基調としたシンプルなスーツで知的な印象を、シャープなコンマヘアでクールな性格を強調した。
完璧だった日常が脅迫電話で崩れ始めたサウンを演じる際は、整然としたスタイリングに乱れを取り入れ、ドラマチックな変化を演出した。ほつれたシャツ、乱れた髪、動揺した表情で、サウンの混乱ぶりを鮮やかに描き出している。特に、脅迫者とヒジュの関係を追及するシーンでは、シャツに付着した灰や血痕が、これまでにない彼の姿を印象付け、視聴者の心を揺さぶった。
このように、ユ・ヨンソクは繊細な演技と多彩なスタイリングで「ペク・サウン」という人物を見事に表現している。憧れの存在としての外見と、激しく揺れ動く内面の対比が、視聴者の没入感をより一層深めている。実は、鍛え上げられた体型に完璧にフィットするスーツを特注し、細部までこだわり抜いたとのこと。「ユ・ヨンソクだからこそのペク・サウン」と高い評価を受けており、『その電話が鳴るとき』での今後の活躍にも期待が高まっている。