韓国代表サッカー選手ソン・フンミン（33・トッテナム）の子を妊娠したと偽り、金銭を要求した容疑を受けている女性A氏が彼の元恋人だったことが明らかになった。
15日、朝鮮日報の報道によると、ソン・フンミンはA氏と交際していたという。ソン・フンミンと関係を持っていたA氏は昨年6月、「妊娠した」と胎児のエコー写真をソン・フンミン側に送り、約3億ウォン（約3122万円）の金品を受け取ったとされる。
さらに、A氏と恋愛関係にあった40代のB氏がこの事実を知り、今年3月にソン・フンミン側に再び妊娠を暴露すると脅し、7000万ウォン（約728万円）を要求した。3か月間B氏の脅迫に悩まされていたソン・フンミンのマネージャーが、ついにソン・フンミンに打ち明け、告訴に至った。
すでにA氏に3億ウォン（約3122万円）を騙し取られていたソン・フンミンは、B氏の脅迫には応じなかった。B氏は恐喝未遂容疑にとどまり、同種の前科があるという。B氏はソン・フンミンの父が運営するアカデミーにもファックスでエコー写真を送ったとされる。
ソン・フンミン側は、A氏による虚偽の事実拡散が選手とチームに悪影響を及ぼすことを懸念し、やむを得ず恐喝に応じたと説明した。
前日、ソウル江南（カンナム）警察署は20代女性A氏を恐喝容疑で、40代男性B氏を恐喝未遂容疑で逮捕し、両容疑者の自宅を捜索した。
ソン・フンミン側は公式声明で「明らかな虚偽の事実で恐喝を行った人々に対し、容赦なく厳しく対処する」とし、「ソン・フンミン選手はこの事件の明白な被害者である」と強調した。
海外メディアもこの事件に注目している。英BBCや『ザ・サン』などは「トッテナムの主将ソン・フンミンが偽の妊娠脅迫を受け、警察に告訴状を提出した」と報じた。
一方、ソン・フンミンは間もなく行われるUEFAヨーロッパリーグ（UEL）を控えている。キャリア初のタイトル獲得に挑む重要な時期に、私生活の騒動が起きている。
ソン・フンミンは11日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたクリスタル・パレスとのプレミアリーグ第36節ホームゲームで復帰を果たした。
ポステコグルー監督は最近、負傷から復帰したソン・フンミンをアストン・ヴィラ戦で起用する意向を示し、出場を予告した。
ソン・フンミンが出場するトッテナムは、22日にマンチェスター・ユナイテッドとの運命の決勝戦を迎える。