
故キム・セロンが俳優キム・スヒョンと交際していたとされる2019年当時、別の男性とキスしている映像が公開され、波紋が広がっている。
映像を公開したのは、YouTuberで芸能記者のイ・ジンホ。9日、自身のSNSチャンネルを通じて、「2019年当時、キム・スヒョンではなく別の男性とキスしていた」とする映像を投稿した。ただし、映像の人物が本当に故キム・セロンであるかは不明で、あくまでイ・ジンホ側の主張に過ぎない。
ネット上では、「未成年との交際疑惑こそが本質なのに、論点をすり替えている」との声が多数上がっている。加えて、故人は元々「激ヤセ」で知られていたが、映像に映る女性はそれよりも体格がしっかりしているとの指摘も見られる。映像は画質が非常に悪く、顔の判別がほぼ不可能なため、「女性がキム・セロン本人だと断定できない」との意見が多く出ている。仮に隣にいる男性がキム・スヒョンだったとしても、真相は依然として不明なままだ。
イ・ジンホは今回の投稿で「キム・セロンとキム・スヒョンは2019年、それぞれ別の交際相手がいた」とし、「キム・スヒョンは2016年から2019年末まで、約3年にわたって交際していた女性がいたとされている」と説明した。さらに、「キム・セロンとは家族が住む家に遊びに来て、出前を取って一緒に食事をする程度の親しい関係だった」として、あくまで親しい友人関係に過ぎなかったと主張した。
そしてこの主張を裏付ける材料として、故人が2019年にソウル・論峴駅(ノンヒョン駅)周辺で、ある男性とキスをしていたという映像を公開した。イ・ジンホは「この映像を公開するかどうか本当に悩んだ。しかし、真実が明かされなければ、あまりにも理不尽な思いをする人が出てしまう。だからこそ、公開を決断した」と語っている。

公開された映像には、ある女性が男性と手をつないで歩いている様子が映されている。別のカットでは、2人が階段に座り、キスしているようなシーンも含まれている。どちらの映像も遠距離から撮影され、画質もかなり粗いため、顔の識別は困難なレベルだった。
これに対しSNSでは、「この画質だと、隣にいる男性がキム・スヒョンだと言われても信じるしかない」「当時のキム・セロンの写真を見ると、足首が折れそうなほど細い」、「映像に出てくる女性は体格が明らかに違う」、「オーバーサイズの服を着ていても、体型の違いは隠せない」といった疑問の声が上がっている。
一方で、「キム・セロンは男性関係が複雑だったのか」、「結局、故人のプライバシーがこうやって暴かれるのか」、「あの映像は事務所しか知らなかったはずなのに、なぜイ・ジンホが持っているのか」、「キム・スヒョン側の依頼なのでは?」、「問題の本質は『未成年との交際』の有無。故人の私生活ではない」といった批判も寄せられている。
なお、キム・セロンの遺族は先月17日、イ・ジンホを情報通信網法違反(名誉毀損)の疑いで告訴。さらに10日後の27日には、プライバシーを無断で暴露されたとして、ストーカー規制法違反の容疑でも追加告訴している。