YouTubeチャンネル「タルドク(脱オタク)収容所」の運営者が、歌手カン・ダニエルに3,000万ウォン(約320万円)の賠償を命じる一審判決に控訴した。
16日に裁判所が発表したところによると、「タルドク(脱オタク)収容所」の運営者Aは12日、ソウル中央地方裁判所に対し、1億ウォン(約1,067万円)の損害賠償訴訟の一審判決に不服を申し立てる控訴状を提出した。
裁判所は11月27日、カン・ダニエルがAを相手に起こした訴訟の判決で「Aはカン・ダニエルに3,000万ウォン(約320万円)と遅延利息を支払い、訴訟費用の70%も負担する」とし、原告の一部勝訴を言い渡していた。
これに対し、カン・ダニエル側は11日、「違法行為の悪質さ、犯行手法、継続的かつ反復的な露出によるアーティストの精神的苦痛を考慮すれば、極めて軽い処分だ」と指摘し、控訴の意向を示していた。翌日、Aも直ちに控訴状を提出した。
Aは2022年、チャンネル「タルドク(脱オタク)収容所」に「国民的な彼氏のイメージを持つ、俳優かつアイドルの乱れた私生活」というタイトルの動画を投稿し、カン・ダニエルの名誉を毀損したとして起訴された。このチャンネルはアイドルに関する悪質な噂を題材にした動画を制作し、2021年から最近まで有名芸能人やインフルエンサーを中傷する動画を複数回投稿しており、そのため名誉毀損の容疑を受けている。現在、このチャンネルは削除されている。
Aはカン・ダニエルをはじめ、グループIVEのチャン・ウォニョンなど有名人7名を中傷する動画を23回投稿し、名誉毀損の容疑(情報通信網法に基づく名誉毀損)で5月に在宅起訴され、別途裁判を受けている。
また、BTSのVとジョングクが所属事務所のBIGHIT MUSICと共に3月にAを相手に起こした損害賠償請求訴訟の一審も進んでいる。