俳優チョン・ウソンが婚外子問題などで波紋を広げる中、韓国与党・共に民主党のイ・ソヨン議員が、彼への支持を公に表明した。
イ・ソヨン議員は26日、自身のSNSで「チョン・ウソン俳優の男児誕生報道に関する所感」と題した文章を投稿。「チョン・ウソンの婚外子騒動が連日メディアを騒がせているが、芸能人のプライベートは常に注目の的となるものの、彼の『結婚』に関する決断まで非難や判断の対象となることには疑問を感じる」との見解を示した。
また「子どものいる夫婦の離婚が認められ、その選択が尊重される社会において、子どもをもうけた男女が結婚せず、別々の道を選ぶことが非難されるのか。では子どもを産んで結婚した後に離婚すれば問題ないということなのか」と問いかけた。「一人で生きる自由、望む相手と結婚する自由は、個人に与えられた固有の権利ではないか」と訴えた。
議員は「平凡な生き方が否定されるわけではなく、両親が互いに愛し合い、協力して暮らすことは子どもにとってもプラスとなるだろう」としながらも、「私たちの人生は一人ひとり異なる。一般的な基準があるように見えても、実際には皆違う。そうした『違い』が無条件に尊重される社会こそが望ましい」と強調した。
一方、チョン・ウソンのファンクラブも25日に声明を発表。「最近の俳優チョン・ウソンのプライバシー問題について、ファンはチョン・ウソンの固い決意を信じており、『父親として子どもに最善を尽くす』という所属事務所の姿勢を全面的に支持する」とした。
チョン・ウソンは24日、モデルのムン・ガビの息子の実父であることを認め、「子どもの養育について最善の方向で協議を進めている。父親として子どもに最善を尽くす」と表明した。
これに加え、チョン・ウソンは一般女性との熱愛説に加え、恋人とみられる別の女性との写真や動画、インフルエンサーとのSNSダイレクトメッセージのやり取りなどが各種ネット掲示板で流出し、批判を集めている。
チョン・ウソンの婚外子問題をめぐる世論は依然として賛否両論が分かれている。ただし、チョン・ウソンが公人である以上、私生活における道義的責任は免れないとの見方が大勢を占めている。