韓国の人気アーティストIUへの誹謗中傷で起訴された30代女性に対し、検察が懲役4カ月を求刑したことが明らかになった。
報道によると、ソウル中央地裁刑事16単独(イ・ギョンソン部長裁判官)は15日、IUを侮辱した容疑で起訴された30代女性A被告の結審公判を開いた。
検察側は公判で、A被告に対する懲役4カ月の刑を求めた。起訴内容によると、A被告は2022年4月、IUの衣装スタイリングや歌唱力を中傷するコメントを投稿した疑いがもたれている。
これに対しA被告は法廷で「個人的な意見を述べただけで、悪意はなかった」と主張。精神疾患を理由に文章力が乏しいとし、寛大な処分を求めた。弁護側も「事実に基づく意見表明であり、不快または侮辱的な表現があったとしても侮辱罪は成立しない」と無罪を訴えた。
A被告に対する一審判決は来月3日に言い渡される見通しだ。
なお、IU側は悪質な誹謗中傷との戦いを続けている。所属事務所のEDAMエンターテインメントは11日、「脅迫や名誉毀損、ディープフェイクなどの違法コンテンツ制作といった重大な違法行為について告訴を行った結果、被告人は現在180人を超えている」と発表。
さらに「これまでの判決では、罰金刑が6件、教育履修を条件とする起訴猶予が3件、保護観察所による指導を条件とする起訴猶予が1件となっている。海外サーバーを使用した違法行為者や海外在住者の一部も特定に成功した。加害者の中にはIUの中学校の同級生とされる人物も含まれている」と明かし、ファンに衝撃を与えた。