体重が増えると単に太るだけじゃない!見た目の変化はもちろんのこと、意外と知られていない症状も体のあちこちに現れることがある。今回は、体重増加に伴う「あるある症状」3つについて詳しく解説していく。
1. 体臭がキツくなることも?
体重増加により、体臭やおなら、足の臭いがキツくなるケースがあるという。脂肪の摂取量が増えると腸内の悪玉菌が増殖し、おならの臭いが強くなるのだ。特に肉類は脂肪分や油分が多いため、消化に時間がかかる。そのため腸内での滞在時間が長くなり、発酵が進んで臭いが強くなる傾向にある。
また、脇の臭いも体重増加で悪化することがある。脇の汗腺からの汗や皮脂が皮膚の細菌によって分解されることで臭いが発生するのだが、脂肪分の多い食事を摂ることで皮脂腺が刺激され、臭いが強くなることも。
さらに足に脂肪がたまると、通気性が悪化して湿気がこもりやすくなり、足の臭いが強くなることがある。
2. 息切れ&いびきの増加に注意
体重増加に伴い、ちょっとした動きで息切れや荒い呼吸を感じるようになることがある。これは胸周りの脂肪によって肺の弾力性が低下し、十分な空気を吸い込めなくなることが原因となる。
また、急にいびきをかき始めたり、いびきがひどくなったりした場合は、気道周辺に脂肪がたまっている可能性も。体重増加で首が太くなると気道も狭くなり、振動が増えていびきが出やすくなるのだ。
3. むくみがひどくなるかも
体重増加はむくみの原因にもなるという。脂肪細胞が大きくなることで血液循環が悪化し、老廃物の排出がスムーズにいかなくなる。その結果、体がむくみやすくなり、衣服の跡が残りやすくなることがある。
ただし、靴下や下着の跡が数時間消えないような場合は、単なる体重増加ではなく甲状腺機能低下症などの病気が隠れている可能性もある。気になる場合は、医療機関での検査を受けてみることをおすすめする。